坂口征二は、アントニオ猪木除名当時をこう語った
坂口征二の連載が「東京スポーツ」(2009年9月30日付)に掲載されている。
この回は、ジャイアント馬場・アントニオ猪木のBI砲がファンクスに敗れてインタータッグを失い、猪木は欠場、坂口がNWA世界ヘビー級選手権に挑戦するあたりの話だ。
猪木さんはどこか調子でも悪いのか? NWAタッグリーグ戦を制した勢いは消えた。さらに札幌大会でも、日本が誇る最強タッグBI砲(馬場&猪木)がファンクスに敗れ至宝流出。試合後の控え室は、シーンとお通夜のようなムードだった。
王座流出だけが原因ではない。何か皆がトゲトゲしいというか、よそよそしい感じだ。12月8日に大阪入りすると突然、芳の里社長から呼び出され「猪木はダメになった...。征二、お前が行け」と、猪木さんの代役としてドリーに挑戦することを命じられた。猪木さんはケガとも、病気とも伝えられたが、とにかく不穏な空気の中、猪木さんの大阪大会欠場と、私が代役としてNWA世界王座に挑戦することだけが告げられた。
猪木は同時に、UN選手権やアジアタッグ選手権も返上。坂口は、「控室の様子も明らかにおかしい。ベテラン勢から若手までヒソヒソ話に明け暮れる始末だ」と記している。
このへんの話については当時の関係者が微妙に異なる証言をしているため、真実が定説とされているとはいえない。日本プロレス史上、もっともミステリアスな事件である。
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